「夏の終わり,2学期を迎えるのがつらいあなたへ」
まだ日中は猛暑が続いていますが,日の出が遅くなり,日の入りが早くなると,秋の訪れを感じます。
朝5時には明るく,夜7時半でも明るさが残っていた少し前のことを思うと,ちょっとさびしさを感じます。
みなさんは,どのような夏を過ごしましたか。
遠くへ旅行に行った人,家で毎日オリンピックや高校野球を見ていた人,本をたくさん読んだ人,みなさんそれぞれであったかと思います。
夏休みが「楽しかった」と感じた人もいれば,「あまりおもしろくなった」と感じた人もいるかもしれません。
それでも,あなたの2024年の夏であったことには変わりありません。
10年経って振り返った時,どんな思い出になっているか,楽しみにしてはどうでしょうか。
そろそろ2学期が始まろうとしています。
ひさしぶりに友だちに会えることを待ち遠しく思っている人もいれば,残った宿題に精を出している人もいるかもしれません。
あるいは,学校へ行くことを思うと,「いやだな」と思っている人もいるかもしれません。
「新学期」「月曜日」「1日」というように,キリのいい新しい時が始まると,それまでのことを切り離して,「新しい気持ちでがんばろう」と思いがちです。
そういう気持ちになれる人はそれを大切にしてほしいと思います。
ただ,なかにはそういう気持ちになれない人もいます。
たとえば,1学期につらいことがあって,学校に行かなくてもいい夏休みに少し元気を取り戻した人もいるかもしれません。
もしそういった気持ちがあって,2学期を迎えるのがしんどい人は無理をしすぎないでください。
おうちの方や学校の先生が学校へ行けるように,いろいろとサポートをしてくれているかもしれません。
それでも,気持ちが学校へ向かわない時には,その気持ちを伝えてみて下さい。
うまく伝えられそうもないときには,ぜひ私たち「やまびこの郷」のスタッフにあなたの気持ちや声を聞かせて下さい。
そして,一緒に相談させてください。
自分一人でなかなか動けないときに「人の力を借りる」ことはいけないことではありませんし,むしろとても大切なことです。
ひとりで歯を食いしばってがんばるだけでなく,ぜひ人の力も信じてください。
そして,何があっても,自分を大切にしてほしいと思っています。
私たちに話を聞いてほしいと思ったときには,(079)676-4724に電話をかけて,「話をきいてほしいことがあります」と言って下さい。
そうすれば,必ず私たちスタッフがお電話に出て,お話を聞かせていただきます。どうか「やまびこの郷」もあなたの心の応援団に入れてください。
(お電話は,月曜から金曜の9時~17時に受け付けています)